ミフクラギ のバックアップ(No.3)

ミフクラギ(目膨ら木)とは、有毒植物の一種である。
HORIZON_0001_BURST20230913103521439_COVER.JPG
画像出典:福岡市植物園にて筆者撮影


科名:キョウチクトウ科ミフクラギ属
学名:Cerbera manghas
原産地:アジアの熱帯から亜熱帯地域
生態:常緑亜高木
別名:オキナワキョウチクトウ


 奄美大島以南,沖縄,台湾,熱帯アジアの海岸近くに分布している。葉は倒披針形で、縁に鋸歯はなく平滑で、枝先に多く集まる。枝は粗大で折れやすく,傷口から乳白色の樹液が出て、これが皮ふにつくと腫れる。「ミフクラギ」は沖縄の方言がもとになった名称で、汁が目に入ると目が腫れるので、「()(ふく)ら木」という表現から名づけられた。耐寒性は弱い。耐潮性は非常に強く,海岸の前線にも生育する。ふつう樹高は5m~9m程度だが、古木では高さ20m近くにもなる。わが国では沖縄県以外の地域では植物園の温室で栽培される。
晩春から秋にキョウチクトウに似た花を集散花序に咲かせ、花の中心部はピンク色に染まる。花の後、ややつぶれた球形の核果をつける。この果実がぶら下がっている様子は小型のマンゴーを思い起こさせるが、この果実も有毒なので決して食用にしてはいけない。果実の外側は多肉質だが、内側は繊維質で、海流分散を行う。この繊維質の部分は形状が独特で面白いので、しばしば花材やインテリアにされることがある。

コメント Edit


URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

閲覧者数 Edit

現在8
今日1
昨日5
合計406

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS