マンゴーは、熱帯果樹の一種である。 画像出典:花の画像は筆者撮影、果実の画像はhttps://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1243144/1/44(「内外植物原色大図鑑」。戦前に発行された全13巻からなる植物図鑑) 科名:ウルシ科マンゴー属 学名:Mangifera indica L. 原産地:インド 生態:常緑高木 インド北東部からビルマ北部原産の熱帯果樹で、わが国では普通温室栽培されるが、宮崎県や沖縄県では露地栽培される。樹高は10m~30mに達し、樹皮は灰色で、楕円形の葉は先がとがり、縁アリ。花は大型の円錐花序で、黄白色で5枚の花弁からなり、長さは3㎜程度である。果実は扁平な卵型あるいは球形で、果皮の色は赤色の品種(アーウィン種。いわゆる「アップルマンゴー」)が多いが、緑色の品種(キーツ種。左に同じ)や白みを帯びた黄色(ナムドクマイなどの「ペリカンマンゴー」と呼ばれる品種群)など様々な品種群がある。果肉は黄色で、甘みが強く、汁気が多い。普通熟した果実を生食するが、タイなど東南アジアでは未熟な果実を野菜として食することがある。