マチン のバックアップ(No.3)

マチン(馬銭)とは、有毒植物並びに薬用植物の一種である。
Strychnos_nux-vomica_-_Köhler–s_Medizinal-Pflanzen-266.jpg
画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Strychnos_nux-vomica_-_K%C3%B6hler%E2%80%93s_Medizinal-Pflanzen-266.jpg 19世紀末のドイツの植物図譜『ケーラーの薬用植物』から。


科名:マチン科マチン属
学名:Strychnos nux-vomica
原産地:東南アジア
生態:常緑高木


 インドからオーストラリア北部までの熱帯地域に分布する常緑高木である。猛毒なアルカロイド・ストリキニーネを含む植物として古くからその存在を知られていた。
樹高は12mに達し、樹冠は屈曲して樹皮は灰色を呈する。葉は長さ9cm内外の卵型で、対生し、ほぼ平行に3つの脈が走る。枝の先に多数の緑色を帯びた白く小さな花を集散花序につけ、強い芳香がある。花の後には橙黄色の真球形の果実をつけ、果実の内部には中心部が凹んだコインのような形状の種子が入っている。
 この種子からストリキニーネを抽出し、古くは矢毒に用い、またこのストリキニーネを用いた殺人事件が数件報告されている。毒殺の用途以外にも、漢方では馬銭子(マチンシ)蕃木鼈子(バンモクベッシ)の名称で苦味健胃薬として用いた。しかし、薬効量の微妙なさじ加減が難しく、毒性が強いので現在はあまり利用されなくなっている。

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