ヘクソカズラ のバックアップ(No.3)
ヘクソカズラ(屁糞葛、学名: Paederia scandens)は、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓(つる)性多年草で、やぶや道端など至る所に生える雑草。夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる。葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。別名で、ヤイトバナ、サオトメバナともよばれる。 名称
和名ヘクソカズラの由来は、葉などをつぶすと、強い悪臭を放つことから「屁糞かずら」の意味で名付けられたもので、元々は「屁臭(へくさ)」だったものが転訛したともいわれている。カズラ(葛・蔓)は、つるで伸びる植物につけられる語である。日本最古の和歌集である『万葉集』の中にも「屎葛(くそかずら)」の名で詠まれている。 分布・生育地
原産は日本の在来種で、ほぼ日本の全土、東アジアに分布する。日当たりのよい山野や藪、草地、道端、公園などに自生し、街中から山地まで至る所でよく見られ、草やぶや樹木、フェンスなどに絡みついている。 形態・生態
つる性の多年草。大きさ、艶、毛の有無など、変異が多い。葉や果実を揉むとおならや大便のような臭いがすると言われ、全体に傷つけると特異な悪臭があるが、傷をつけなければ悪臭はない。 コメント
閲覧者数
|