ブルーベリーは、果樹の一種である。 画像出典:(上)ハイブッシュブルーベリー。(下)ラビットアイブルーベリー。写真はいずれも東京都薬用植物園にて筆者撮影。 科名:ツツジ科スノキ属 学名:Vaccinum.sp 原産地:南米 生態:落葉低木 ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される落葉低木の総称である。 樹高は90㎝~180㎝で、葉は長さ7.5㎝の長楕円形で、枝にらせん状に互生する。 4月から6月に白い釣鐘型の大きさ5㎜程の花を咲かせる。直径0.5㎝~1㎝の球形の果実をつけ、果実は当初薄ピンク色だが熟すと青紫色になり、表面に白い粉を吹く。 食用として注目されるのは、栽培種のハイブッシュブルーベリー*1とラビットアイブルーベリー(V.ashei)、野生種のローブッシュブルーベリー*2(V.angustifolium)である。 果実は生食されるほか、ドライフルーツやジャム、ジュースなど様々に加工される。アントシアニンや食物繊維、ビタミンA・C・Eを含み、このアントシアニンはしばしば「視力の向上によい」とうたわれるが、研究が進んだ現在は「視力を向上させる効果はまだ有力な根拠が出ていないが、疲れ目に対しては回復効果が期待できる」という結果が出ている。