ヒョウタン のバックアップ(No.3)

ヒョウタンとは、有用植物の一種。熟した果実を容器や楽器などに加工して利用する。
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画像出典:有用植物図説(東京大学総合図書館所蔵)。本来のヒョウタンの花の色は白色だが、図版は黄色に彩色されている。

科名ウリ科
原産地アフリカ大陸
学名Lagenaria hispida var.gourda
生態つる性一年草



伝播のルートは定かではないものの、わが国では縄文時代後期の農耕の開始時にはすでに栽培が始まっており、鳥浜貝塚などから種子が出土している。
草姿はユウガオに似ており、ハート形の葉や蔓には白い産毛が生え、夜になると白い花を咲かせ、蛾が花粉を媒介する。
果実はふつういわゆる「ひょうたん型」であるが、真球形や楕円形、鶴首型など、形状は多彩。果実は数日水につけて果肉や表面の皮を腐らせて取り除き、乾燥させて容器や楽器に加工する。また、収穫した果実を加工せずにそのままインテリアや花材、お盆のお供えにすることもある。
果実にはククルビタシンという有毒成分が含まれており、猛烈な苦味があるため、食用にされない。
変種のユウガオはヒョウタンの苦味が品種改良によって薄れたもので、こちらは野菜として食用にされる。また、ヒョウタンの中にも、若い実を食用にするために品種改良され形質が固定化された品種がある。
野菜づくりをする際には、ヒョウタンとユウガオは容易に交雑するため、距離を開けて栽培しなければならない。一見はユウガオだが、中身は苦味が強くて食べられないおかしなユウガオが出来上がってしまうのだ。

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