バニラ のバックアップ(No.3)

バニラとは、香料植物の一種である。
DSC_7571.JPG
画像出典:筑波実験植物園にて筆者撮影


科名:ラン科バニラ属
学名:Vanila franrans
原産地:中央アメリカ・西インド諸島
生態:蔓性多年草


 中央アメリカと西インド諸島が原産の常緑のつる性植物で、現在は熱帯地方で広く栽培される。わが国への渡来時期は不明なものの、明治~大正には渡来していたものと推測され、現在は各地の植物園の温室で見られる。ラン科の植物には珍しく、多肉質の茎は長く這い、葉の反対側から白い着生根を1本出し、しばしば他の樹木によじ登るようにして着生する。蔓の長さは10m~15mほどになる。葉腋に花序をつけ、6個から30個の直径8㎝の緑色の花を一斉に咲かせ、花の寿命は短く1日でしおれる。果実は細長く、インゲンマメの莢に似た見た目をしており、「バニラ・ビーンズ」と呼ばれるが、収穫してすぐのものには香りがないので、自然発酵して香りを出してから成分を抽出し、溶剤に溶かしこんだバニラ・エッセンスやバニラ・オイルが、アイスクリームをはじめケーキ、スイーツ全般の様々なものに利用されている。また、観葉植物として流通することがあるが、冬期に高い温度を必要とすることと、株がある程度成長しなければ開花しないので、家庭での栽培で開花・結実させるのは難しい。

コメント Edit


URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

閲覧者数 Edit

現在3
今日1
昨日0
合計341

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS