タチアオイとは、園芸植物の一種である。英名の「ホリホック」でも知られる。 画像出典:自宅近くの植込みを撮影 科名:アオイ科タチアオイ属 学名:Alcea rosea 原産地:トルコ~小アジア 生態:多年草 トルコや小アジアが原産の多年草で、わが国には室町時代に渡来し、現在に至るまで数多くの園芸品種が作出され、栽培されている。 茎は直立し、草丈は2m~3mに達する。この性質が和名の由来となっている。葉は掌状で、浅く5裂する。5月から9月にかけて茎の下から穂状に花を咲かせる。花の寿命はそれほど長くはないが、徐々に花茎が出てくるため、1つの株に花が咲く期間が長くなる。 花は同じアオイ科のフヨウ?に似ているが一回り小さく、赤色や薄いピンク色、白色や黒紫色など多彩で、咲き方も一重咲きや八重咲などの複数の種類がある。 普通は庭に栽培されるが、こぼれ種で殖えるほど繁殖力が強く、野生化することもある。画像は、野生化していたものを撮影。