ゴマは、穀物の一種である。
画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影 科名:ゴマ科ゴマ属 学名:Sesamum indicum 原産地:北アフリカ 生態:一年草 北アフリカが原産地といわれ、わが国では大和時代から栽培される一年草である。茎は四角柱で直立し、草丈は1mに達する。葉は長い柄を持ち、長さは10㎝ほどである。夏に薄桃色の花を咲かせ、花冠は長さ2.5㎝ほどで、筒状で先は5つに裂け、おしべは4本あり、2本ずつ長さが異なる。果実は蒴果で、莢の長さは2.5㎝ほどになり、4つの部屋に分かれ、種子の色は黒色や黄褐色、白色があり、それぞれ「黒ゴマ」「金ゴマ」「白ゴマ」と呼ばれる。 種子は油をとり、食用油とするほか、種子を風味づけに用いる。 漢名の胡麻は、漢の武帝に仕えた張騫が大月氏との交渉の際、胡瓜(きゅうり)や胡桃(くるみ)などと共に中国に持ち帰ったことによる。