キリ のバックアップ(No.3)

キリ(桐)とは、有用な樹木の一種である。
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画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Paulowni_imperialis_SZ10-original.jpg?uselang=ja シーボルト「日本植物誌」より抜粋


科名:キリ科キリ属
学名:Pawlownia tomentosa
原産地:未確定(中国説アリ)
生態:落葉高木


 わが国の各地で材をとるため、あるいは花を観賞用とするため栽培される落葉高木である。鬱陵島や北九州の山地には野生のものの大木がみられるという報告があるものの、現在に至るまで原産地が特定されていない。
樹高は10真真理に達し、若い枝や葉には粘り気のある毛が密集している。葉はウリ科の植物を思わせるようなやや角ばった心臓型で、直径は20㎝~30㎝と非常に目立つ形状である。この植物の葉は古くから家紋の意匠として好まれ、かの豊臣秀吉の家紋は「太閤桐」と呼ばれるデザインであるし、教科書にも記載されている秀吉の主君・織田信長の有名な肖像画には、桐の紋をあしらった緑色の羽織が描かれている。
晩春に紫色の大きな筒状の唇型の花を咲かせる。花の後には、先端がとがる球形の蒴果を実らせ、熟すと蒴果が割れて種子がばらまかれる。
 材は柔らかくて軽く、湿気を吸わず、また摩滅しにくいので古くから箪笥や琴、箱などの家具調度品に用いられ、また樹皮は染料に、木くずは囲炉裏の灰に、幹は木炭にする。和名は、樹を伐ったそばからすぐに芽を出して成長をはじめ、成長が早いことから名づけられた。

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