イネとは、有用植物の一種である。 |||
筆者撮影:筆者撮影。画像はそれぞれ「ササニシキ」、黒米、赤米、緑米。いずれも東京都薬用植物園にて撮影 熱帯アジアが原産とされる一年草で、わが国には縄文時代末期に中国を経由して日本に導入されている。草丈は50~100㎝。葉は互生して長さは30㎝。花序は円錐形で、開花時は直立し、果実が実るとその重さで垂れ、これがいわゆる「稲穂」となる。小穂は1つの花からなり、苞穎は退化する。種実を覆っている護穎と内穎が、いわゆる「もみ殻」である。種実のうち、うるち米と呼ばれるものは主食として食用にするほか、ないしは発酵させて麹や酒に加工し、もち米と呼ばれるものはせんべいやおこわ、餅を作る。また、種実を収穫し終わったあと茎をわらの原料とする。種実の色は現在は白色が普通だが、古い品種には紫色や赤色、くすんだ薄緑色があり、現在もこれらの品種は健康食品として栽培される。
追記・修正はお米食べてからお願いします。