アサツキは、香味野菜の一種である。 画像出典:https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/agriculture/document/5bfde8bf-0b54-7848-97d6-1ee30cf9a645#?c=0&m=0&s=0&cv=13&xywh=2984%2C1893%2C2758%2C2128 「有用植物図説」より抜粋 科名:ヒガンバナ科ネギ属 学名:Allium schoenoprasum var. foliosum 原産地:北海道、本州、四国 生態:多年草 ヒガンバナ科の多年草で、わが国には奈良時代の書物「延喜式」に「阿佐豆木(あさつき)」の名称が登場する例が最古であるとされる。 全体的な特徴はワケギに似るが、ワケギに比べて葉は細く、しばしば分けつする。根にはラッキョウより小さな鱗茎がある。5月から6月にかけて半球形の薄紫色の花を咲かせる。 夏季には地上部は枯れるが、秋に再び葉を出し、冬まで青々とした葉が残る。 若葉を薬味とすることが多い。東北地方では、早春に軟白栽培したものが出回り、酢味噌和えなどで賞味される。関東では苗が若いうちに収穫した葉ネギが「あさつき」の名称で出回ることがある。