トウガラシ のバックアップ(No.26)
トウガラシは、香辛料並びに野菜の一種。
概要
熱帯アメリカを原産地とし、コロンブスによる新大陸発見を境に全世界に広まった香辛料の原料である。現在はカレー、麻婆豆腐、キムチ、タコス、蒙古タンメンなど世界中で辛い料理の材料として欠かせないものになっている。
果実の形状はたいてい紡錘形だが、サクランボのように小さな球形になるものや、ピーマンのように菊座型になるものがある。小さな球形になる品種は香辛料としてはもちろん、秋になると枝付きのものが観賞用として花屋で出回ることがある。菊座型の品種は、わが国の伝統的な品種に新潟県で栽培される「かぐらなんばん(「おにごしょう」という名称でも呼ばれ、これはくしゃっとした形状が鬼の面を思わせることから)」や長野県で栽培される「ひしの南蛮」「ぼたんこしょう」などがある。これらは果肉はピーマンのように甘みがあって野菜として食べることができるが、種子の周り(胎座)が辛味を持っている。 近縁種
トウガラシの近縁種の中には香辛料として利用する他、辛味がないため野菜として食べるものや、見た目が美しいため、観賞用にするものもある。 サガリトウガラシ
ムラサキトウガラシ
ヤツブサ
ゴシキトウガラシ
画像出典:福岡市植物園にて筆者撮影。「コニカルオレンジ」と「コニカルレッド」という品種が混植されている。(右)「ブラックパール」という品種。東京都薬用植物園にて撮影 ハラペーニョ
トウガラシにまつわる諺
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