Lil Dagover(リル・ダコファー)(1887年9月30日〜1980年1月24日)とは、1910〜70年代に活躍したドイツの女優。オランダ領東インドマディウンでドイツの両親のもとに生まれ、ミュンヘンにて没した。父親はオランダ植民地の森林警備隊員だったAdolf Seubert(アドルフ・シューバート)*1で、ドイツのカールスルーエ?生まれ。母親は1897に他界した。 ヴァイマル共和政時代のドイツでは名が知られた女優である。1913年にルイス・ヘルド監督の映画に出演しデビュー。 代表作はフリッツ・ラング?監督の『ハラキリ』の「オタケサン」役*2など。
又、1919年のかの夢オチサイコスリラー映画『カリガリ博士?』(↑の画像がそれ)や、1930年頃のエリッヒ・ワシュネグ監督の映画『初恋』にも出演していた。 やがてトーク映画時代に突入すると、1931年にアメリカ映画、モンテ・カルロの女?にウォルター・ヒューストンと共にアメリカのロケ地で撮影を行った。 1907年に最初の夫となるフリッツ・ダゴファーと結婚し、8年後に彼と離婚した。1926年にジョージ・ウィット?と再婚し、ウィットが逝去するまで生涯を共に過ごした。 そして1980年1月24日、92歳で死去した。現在、ダコファーの遺体はヴァルトフリードホフ・グリュンヴァルト墓地?*3に埋葬されている。生前の1979年には自伝書Ich war die Dame(英語: I Was The Lady)を出版してる。
※ここでは英日両方の言語版Wikipediaから引用しています。英題のままの項目は英語版Wikipediaから引用したものです。 〜無声映画黄金期〜
Bettler GmbH (1919) The Mask (1919) The Spiders (1919) The Dancer (1919) Revenge Is Mine (1919) カリガリ博士? (1919) 黄金の湖 (1919) Spiritismus (1920) ハラキリ? (1919) 死滅の谷 (1921) ファントム (1921) ドクトル・マブチェ (1922) スワリン姫 (1923) 恋は盲目 (1923) タルテュッフ (1925) 王城秘史 (1925)
モンテ・カルロの女? (1932) 第九交響曲 (1935) 早春 (1936)
画像出典:Wikipedia