風雲児たち のバックアップ(No.20)
風雲児たちとは、漫画家・みなもと太郎氏による「歴史大河ギャグマンガ」である。本稿では、続編にあたる「幕末編」やその前哨戦的な作品「雲竜奔馬」についても解説する。 概要
1979年、作者のみなもと氏は潮出版社の雑誌『少年ワールド』から新連載を依頼されていた。当時はまだ日本史を扱った群像劇的な漫画作品は存在せず*1、「日本史の群像劇があってもいいのではないか」「幕末の歴史を五稜郭の戦いまで描く」との初期構想で開始された。 作風
本作は群像劇というだけあって、登場人物数がとんでもなく多い。また、ある人物や歴史的事項の輝かしい側面だけでなく、負の側面も描いているのが特徴である。それ以外にも、特に幕末編では他の作品ではあまり取り上げられない「幕府サイドの細かな対応」を詳しめに描いていることもあって、幕府が不平等条約の締結に至った理由やその思惑がより詳しく描写されており、決して「不平等条約を結んだ幕府=無能」という幕府の思惑を不当に貶めるような描き方にはなっていない(「結果として、それが幕末の動乱に繋がることになった」とは評価しているが)。
登場人物
第一部(ワイド版1~3巻)
第二部(ワイド版4~12巻)
第三部(ワイド版13~20巻)
「幕末編」で活躍する人物の幼少期を描いているシーンが多いので、実質「幕末編」の序章ともいうべき章である。ワイド版では龍馬の江戸留学への出発で終わっているが、「幕末編」ではそれに5年さかのぼった楠本イネの石井宗謙への弟子入りからスタートしている。
幕末編
幕末編に登場することが示唆されながらも未登場となった人物
外伝(本編に登場した人物も含む)
冗談新選組
宝暦治水伝*9
風雲戦国伝
慶喜
チャカポンくん
コメント
閲覧者数
|