レンブとは、果樹の一種である。 画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影 科名:フトモモ科フトモモ属 学名:Syzygium samarangense 原産地:東南アジア 生態:常緑高木 マレー半島の原産で、我邦への渡来時期は未詳であるが、各地の植物園の温室で栽培される。また、広くジャワから台湾、ハワイなどで栽培される。 常緑高木で、樹高は10m~13mになる。春に白い独特な形状の花を咲かせ、雄蕊は放射状となり、ネムノキを思わせるような形状である。夏季に果実をつけ、果実の形状は釣鐘状で、表面は漆を塗ったように艶がある。果実の色は白色または上に掲載した写真のように薄紅色である。果肉は白色で、果汁は少なく海面質である。しばしば生食され、風味は「ナシとリンゴを一緒に食べたようである」と評される。