ヨウシュヤマゴボウ のバックアップ(No.2)

ヨウシュヤマゴボウとは、有毒植物の一種である。
DSC_1968.JPG
画像出典:自宅近くの駐車場にて撮影


科名:ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
学名:Phytolacca americana
原産地:アメリカ
生態:多年草


 アメリカが原産の多年草草本植物で、わが国には明治時代に渡来して以来、帰化状態になって各地の路傍に自生するほか、まれに果実を観賞するために庭や植物園に撮影する。
いわゆる「雑草」の中でも全体的に大ぶりで、草丈は1mないしは2mで、茎は赤紫色で枝分かれし、四方に広がる。葉は長い楕円形で全長25㎝程になる。初夏に白ないしはピンク色の小さな花を房状に咲かせる。花弁はなく、花弁のように見えるのは蕚片が発達して5つに分かれたものである。果実はブドウの房のように実り、初めは緑色だが熟すと黒紫色に変色する。我が国在来のヤマゴボウの果実には縦溝があるのに対し、本種の果実にはあまり縦溝がなく、丸みを帯びた形状である。原産地では果汁が古くは布を染めるのにも用いられたので、Ink berryの名称で知られた。
 全草が有毒で、死亡例すらある猛毒植物である。果実は黒紫色でつやがあり、一見すると食べられそうに見えるので、幼児が誤って食べてしまい中毒し、死亡した例がある。また、わが国では名称からゴボウの一種、ないしは「ヤマゴボウ」の俗称で知られるモリアザミと誤解して根を食してしまい中毒した例が知られている。アメリカではかつて葉や茎をゆでてからPoke weedと呼んで食用にしてきた歴史もあるが、こちらも調理が不十分だと中毒を引き起こす。また、しっかり加熱したとしても毒素が完全に抜けているわけではないので、多食は控える。

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