ユキザサとは、山野草の一種である。 画像出典:https://botanic.jp/plants-ya/yukiza.htm ボタニックガーデンの「ゆきざさ」のページより引用 科名:キジカクシ科ユキザサ属 学名:Smilacina japonica 原産地:東アジア 生態:多年草 我が国の各地や朝鮮半島、中国東北部、アムールに分布する多年草で、山林に生えるほか、観賞用にするため庭園に植えられることがある。 多肉な地下茎をもち、この地下茎は土中に長く横たわり、節を持つ。茎は直立し、植物体の上半分が傾き、粗い毛があって草丈は20㎝から40㎝程になる。葉は笹の葉に似ており、幅広い披針形で茎に2列に互生し、全長5㎝から10㎝で毛がある。 5月から6月にかけて茎の先に円錐花序を出し、白い6枚の花弁からなる花を咲かせる。和名は、この雪のような純白の花の色合いと、前述のように葉の形状が笹に似ていることによる。花の後には赤い球形の液果を実らせる。 北海道では「アズキナ」の名称で若い苗が山菜として食用にされる。