フルーテッドゴード のバックアップ(No.2)

フルーテッドゴードとは、野菜の一種である。
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画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Telfairia_occidentalis.jpg「カーティス・ボタニカル・マガジン 第103号」のJoseph Dalton Hooker (1817-1911) によるイラスト。


科名:ウリ科テルファイリア属
学名:telfairia occidentalis
原産地:熱帯西アフリカ
生態:つる性多年草


 熱帯西アフリカが原産の蔓性多年草で、わが国ではほとんど知られていない。「フル―テッドゴード(Fluted gourd)」という名称は英語圏のもので、「溝のあるヒョウタン」という意味である。また英語圏では「フル―テッドパンプキン」とも呼ばれる。本種を多く利用するナイジェリアではIrokoという名称で呼ばれる。
雌雄異株で、匍匐性の茎をのばして成長する。葉は5枚の先端がとがった卵形の小葉からなる。葉腋から長い花茎を出してお株と雌株にそれぞれ花を咲かせる。いずれの花もクリーム色で花弁が5つに深く分かれ、更に花弁の先端が細かく分かれる。中心部は紫色~あずき色となる。
果実は全長60㎝もの楕円形の液果で、果実表面にはいくつもの稜線が入り、一見するとトカドヘチマを巨大にしたような見た目である。果皮表面は熟すとトウガンのように白い粉を吹く。この果実の内部には直径3㎝~4㎝程の扁平な褐色の楕円形の種子が入っている。
 果実は未熟なものを未熟な種子とともにマーマレードにする以外は食用にはされないが、種子は薄い皮をむいてゆでれば食用にすることができる。アーモンドに似た風味があるという。また、製粉して粉がゆにしたり、スープのとろみをつけたりするのに用いる。若い葉は野菜として食用にされる。
ナイジェリアのエフィク族、イビビオ族、イクウェレ族、ウルホボ族が古くから本種を貴重な食材として利用し、また民間伝承の一環で薬草としても用いてきたという。

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