フジマメは、野菜の一種である。
画像出典:(上)東京薬科大学にて筆者撮影。白花の品種。(下)東京都薬用植物園にて筆者撮影。紫花の品種。 科名:マメ科フジマメ属 学名:Lablab purpurea 原産地:インド 生態:蔓性一年草 インドなど熱帯地方が原産で、現在は野菜として栽培されるつる性一年草である。 葉は長い柄があって3小葉からなり、長さは5㎝~7㎝である。夏から秋にかけて白ないしは紫色の花を咲かせ、5㎝~7㎝の豆果をつける。 白色の種子は扁豆と称し、漢方薬にされる。莢は白色ないしは紫色で、いずれも若い莢を野菜として食用にできる。 一名をインゲンマメと呼び、これは関西地方での呼び名で、江戸時代初期に明国の僧侶・隠元禅師がわが国にもたらしたものであるためとされている。 植物学者・牧野富太郎はこの説を採用しており、通常「インゲンマメ」の名称で呼ばれるものは「ゴガツササゲ」の和名を当てている。