Warning! ヒカマは本植物のメキシコなどのスペイン語圏での名称で、とあるネットミームとは一切関係ありません。よって、本記事のコメントにおいて当該ネットミームに関する語録による悪質な荒らしが確認された場合、本記事のコメント欄を一時的に閉鎖します。 ヒカマ(Jicama)とは、根菜の一種である。和名の「クズイモ」(葛芋)でも知られる。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pachyrhizus_erosus_Blanco2.249.png 科名:マメ科クズイモ属 学名:Pachyrhizus erosus (L.) Urb. 原産地:メキシコ 生態:多年草 メキシコが原産の多年草で、わが国では沖縄県で栽培されるが、あまり普及していない。茎は蔓性で、4m~5mほどの長さに達する。地中に球形の塊茎を結び、塊茎は最大で20kg近くまで成長することがある。塊茎の表面は少しざら/\゛しており、黄色味の強い白褐色である。塊茎を切ると内部は白く、食感や見た目がナシやジャガイモをほうふつとさせる。また、でんぷん特有の甘い香りもある。 塊茎の90%近くが水分で、炭水化物と食物繊維を多く含む。甘み成分のもとはイヌリンという成分で、この成分はキクイモにも含まれている。塊茎を利用するため、用途がよく似ている同じマメ科の植物のクズ(葛)と絡めて和名の「クズイモ」(葛芋)でも呼ばれる。 葉や蔓、種子にロテノンという有毒物質を含むため、これらの部分は決して食してはならない。食用となる塊茎部にも若干含まれているという報告があるが、無視しても問題のないレベルである。