ハチク(淡竹)とは、竹類の一種である。 画像出典:https://mikawanoyasou.org/kamei/kamei-data.htm 「三河の植物観察」より抜粋 科名:イネ科マダケ属 学名:Phyllostachys nigra var. henois 原産地:中国 生態:多年生常緑竹 中国の黄河地域以南が原産の竹類で、現在はわが国の各地で栽培される。マダケより耐寒性がある。 樹高は10mから15mになり、稈の直径は3cmから10cmである。節の輪は2個、各節から枝が2個出る。節間は20㎝から40cmと幅広く、若い桿には白粉を吹く。 春から初夏に筍を出し、この筍の表皮はマダケとは異なり、黒っぽい斑紋が出ることはなく、やや桃色がかった明るい褐色である。本種の筍は美味なので、茹でてアクを抜いたのち吸い物や炊き込みご飯などに調理され食用になる。成長した竹は細く割ることができ、筆や茶筅に加工される。