ニンジンは、根を食用とするために栽培する作物の一種である。 画像出典:http://kplant.biodiv.tw/%E8%83%A1%E8%98%BF%E8%94%94/%E8%83%A1%E8%98%BF%E8%94%94.htm 科名:セリ科ニンジン属 学名:Daucus carota Linn. var. sativa DC. 原産地:中央アジア 生態:多年草
中央アジアが原産で、我が国には桃山時代に導入されている。草丈は1m程度で、葉は羽状複葉で、長い葉柄があり、切れ込む。花は複散形花序で、白色で遠目からみると唐笠のように見える。この特徴はセリ科のほとんどに当てはまり、セリ科を古くはカラカサバナ科と呼んでいたのはこれに由来する。 根茎は現在栽培されているものは長さ15cm内外であることが多い。金時人参などの東洋系品種は普通30cm以上である。現在は根が橙黄色の西洋系品種が盛んに栽培され、金時人参などの根が橙赤色の東洋系品種は、収穫に手間がかかることから、需要が激減している。 根を煮物や炒め物、サラダや汁の実にする。精進揚げにも向く。