テーブルビートとは、西洋野菜の一種である。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Beets_with_greens.jpg?uselang=ja 科名:ヒユ科フダンソウ属 学名:Beta vulgaris var.conditiva 原産地:地中海沿岸 生態:一年草 ロシア料理のボルシチに用いられることで有名な根菜である。わが国には江戸時代中期と明治時代に渡来したが、当時は観賞用の花卉として栽培されるのみで、野菜としてはなかなか利用されてこなかった。現在は、サラダ野菜として需要が増えている。 地中海沿岸が原産で、野菜としては2世紀から3世紀にローマで利用されるようになったのが始まりとされる。根から砂糖をとるサトウダイコンや、葉を食用とするフダンソウは植物学上は同種である。 カブのように肥大した根は深紅色で、輪切りにすると年輪のような模様がある。ほのかな甘みと独特の食感があるため、色を生かしたサラダやピクルスにしてもよい。