チョウセンゴミシ のバックアップ(No.2)

チョウセンゴミシとは、薬用植物の一種である。
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画像出典:牧野日本植物図鑑


科名:マツブサ科マツブサ属
学名:Schisandra chinensis
原産地:日本、中国
生態:蔓性落葉樹


 本州や東北地方、中国や朝鮮半島に分布する落葉の蔓性木本植物である。わが国には江戸時代前期に朝鮮半島から果実が渡来し、薬として利用されていた。それをもとに本草学者・貝原益軒が類似品並びに代用品を探すために調査を行ったところ、わが国にも自生する植物体がみられることが明らかになった。
林床や林の一遇に生息し、「雄株」と「雌株」に分かれる。葉は5cm内外の卵型で、縁にはやや鋭い鋸歯がある。夏に黄色味を帯びた白い芳香を持つ花を咲かせる。花の後にはコショウを思わせるような房状に果実をぶら下げるように実らせ、果実の色は黄緑色から鮮やかな朱色に変色する。
 果実を乾燥させたものは「五味子(ゴミシ)」の名称で知られ、鎮咳薬、去痰薬として用いられる。この名称の由来は、果実が甘味、辛味、苦味、酸味、塩味と5つの味を持ち合わせた独特の風味であることから言う。

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