チャノキは、有用植物の一種である。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Camellia_sinensis_Japan.JPG?uselang=ja 科名:ツバキ科ツバキ属 学名:Camelia sinensis var.sinensis 原産地:中国 生態:常緑小高木 中国に分布し、時に野生化する常緑小高木である。平安初期(805年)に最澄(天台宗開祖)が中国(唐)から薬用の目的で持ち帰り、鎌倉初期(1191年)には臨済宗の僧侶・栄西が種子を中国(南宋)から持ち帰り、栽培を開始して一気に広まった。 茶畑では低木状に栽植する。幹は束生し、長い年月を得たものほど幹色は白っぽくなる。葉は互生し、長さは4㎝~10㎝になる。秋に直径2㎝~3㎝の白い花を咲かせる。花弁は5枚から7枚で、下向きに垂れ下がる。 葉を乾燥させ、粉末にしたのち茶として飲用する。また、そば粉に練りこんで茶そばにする。