タマネギは、野菜として栽培される植物の一種。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Illustration_Allium_schoenoprasum_and_Allium_cepa0_clean.jpg?uselang=ja 科名:ネギ科ネギ属 学名:Allium cepa 原産地:中央アジア 生態:多年草 中央アジアが原産の多年草で、わが国には江戸時代に長崎の出島に持ち込まれ、出島材州のオランダ人が栽培した記録があるが、日本全土に栽培が広まるのは明治以降のことである。 茎は円筒形で直立し、高さは50cmくらいまで生長して、下部に2枚から3枚のネギに似た円柱形の葉をつける。秋には、茎の頂部に花序が大きな球形となってつき、白色の花が密集する。春から鱗茎部が成長をはじめ、夏に収穫される。鱗茎は冷暗所に保存すれば長持ちする。 食用となる鱗茎の部分は直径10㎝に成長し、球形或いは楕円形で、特有の刺激臭や辛みがある。黄タマネギや白タマネギ、赤タマネギなどの品種があり、黄タマネギは煮込みや炒め物、揚げ物などの加熱料理に、白タマネギや赤タマネギはサラダに向く。