シイタケは、きのこの一種である。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lentinula_edodes_USDA.jpg?uselang=ja 科名:ツキヨタケ科シイタケ属 学名:Lentinus edodes 生態:担子菌類 日本全土に分布し、春と秋に山林のシイ、クリ、シデ、クヌギ、奈良などの広葉樹の枯れ木や切り株に生える。 かさは直径6㎝～10㎝で、表面は黒みを帯びた褐色で、表面には亀裂を生じる。ひだは白色で、柄に湾生する。 傘表面には膜があって、幼い時は綿毛状で、かさが開いてからは柄の上部に綿毛状の毛を残して消失する。 本種は食用菌として有名である。煮物や五目ずし、汁の実や天ぷら、シュウマイやバーベキューなど和洋中の様々な料理に向く。 栽培の歴史は古く、江戸時代からすでに栽培がおこなわれていたという。それまでは偶発的に生えてくるのを待つしかなく、最悪の場合は破産してしまうこともあったのだが、明治期に木片に種菌を培養させた「種ごま」が開発され、樹に打ち込んで栽培することができるようになってからは生産効率が上がった。現在は水分を与えて、湿気のある場所に置いて生やす栽培キットが園芸店で出回る。
