サルナシは、樹木の一種である。 画像出典:花、果実のいずれもhttps://botanic.jp/plants-sa/saruna.htm 科名:マタタビ科マタタビ属 学名:Actinidia arguta 原産地:東アジア 生態:落葉蔓性低木 別名:シラクチヅル、コクワ 東アジアが原産のつる性落葉低木で、わが国の山林内に生える。雌雄異株で、幹の直径は15㎝ほどである。葉は互生し、葉の長さは6㎝~10㎝で、粗い毛があり、とげ状の鋸歯が縁にある。夏に花を咲かせ、雄花は集散花序、雌花は単生する。いずれも白い5枚の花弁を5枚の蕚片を持つ。果実は臼型でややくすんだ黄緑色をしており、直径は3㎝ほど、表面には毛がなく、日が当たる部分はやや赤色が差す。果実の横断面はキウイフルーツと非常によく似ている。果実は甘酸っぱい風味があるので生食することができ、果実酒にもする。アメリカでは日本から輸入した苗木が「ベビーキウイ」の名称で栽培され、果実が日本に逆輸入される形で市場に流通する。 また、蔓は強靭なので、編み込んでかずら橋の材料にする。