サフラン のバックアップ(No.2)

サフランは、薬用植物並びに香辛料の一種である。
DSC_2782 (1).JPG
画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影


科名:アヤメ科クロッカス属
学名:Crocus sativus
原産地:小アジア
生態:多年草


小アジアが原産の多年草で、草丈は20㎝~30㎝に達し、晩秋に花を一株に最大4つつける。花は薄紫色で、3本ずつの鮮やかな深紅の柱頭は、めしべの先端部である。この部分を収穫してから乾燥させ、呼吸感染症や呼吸障害または心臓病や胃がんの治療薬や、料理の着色料に用いた。例えば、スペイン料理のパエリアにサフランを用いることは有名である。
古代ギリシアから調理用や染色用として知られ、サフランの色素による黄色は、王族のみが使用することを許されていた色であったという。我が国には江戸時代後期に平賀源内が本草学の博覧会のカタログ「物類品隲」に乾燥させたサフランの紹介をしているのが初出で、わが国での本格的な栽培は明治中期に始まり、あまねく日本全土に広まった。現在は香辛料用や薬用だけでなく、薄紫色の花を観賞するためにも栽培される。

コメント Edit


URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

閲覧者数 Edit

現在7
今日2
昨日0
合計479

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS