グレープフルーツは、果樹の一種である。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Poland._Warsaw._Powsin._Botanical_Garden_112.jpg?uselang=ja 科名:ミカン科ミカン属 学名:Citrus paradisi Macf. 原産地:西インド諸島 生態:常緑小高木 西インド諸島原産の常緑高木で、樹高は5mほどである。葉は広い翼のある柄を持ち、卵状披針形で分厚い。5月から6月に白い5枚の花弁からなる花を咲かせ、総状花序か単生する。果実は球形で、直径10㎝~15㎝で、特徴のよく似たザボンとほぼ同じ大きさである。芳香が強く、果肉には甘酸っぱい風味と若干の苦みがあり、生食やジュースにされる。果肉色は赤色と白色があり、果肉が赤色の品種は黄色い果皮に紅が差すような色合いであることから、簡単に見分けられる。わが国への渡来時期は大正末期で、当時は高級品の果物であったが、1971年に輸入が自由化され、わが国で一気に本種の知名度が高まった。現在はイスラエルなどから輸入され、通年流通する。