クルマユリ のバックアップ(No.2)

クルマユリ(車百合)とは、山野草の一種である。
250713113809216.JPG
画像出典:小石川植物園にて筆者撮影


科名:ユリ科ユリ属
学名:Lilium medeoloides
原産地:日本含む東アジア
生態:多年草


 北海道や本州近畿以北、四国、千島列島、&ruby(サハリン){樺太}、朝鮮半島、中国、カムチャッカに分布する多年草で、亜高山帯から高山帯の草地に生息する。
草丈は30cm~70㎝程度になる。茎の中程に、太い披針形の葉を6枚~15枚輪生する。この葉の付き方が車輪の()(スポーク)に似ていることから、車百合の和名がつけられた。この葉の細いものはチシマクルマユリ(L. medeoloides f. kurilense)という変種である。
7月から8月にかけて、茎の先端に直径5㎝~6㎝程度の鮮やかなオレンジ色の6枚の花被片からなる花を下向きに咲かせる。1株につき1個ないしは複数個の花をつける。花被片は褐色の斑点があり、強く反り返る。花被片がないものはフナシクルマユリ(L. medeoloides A.Gray f. immaculatum Takeda)という変種である。
 本種は球根、いわゆる「百合根」が食用となり、アイヌの人々は秋に掘り出した鱗茎を、食べられない芯の部分を除いて鱗片をほぐし、洗ってから米と混ぜて炊いたのち、おたまでつぶして「五平餅」状にしたものを食してきたという。

コメント Edit


URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

閲覧者数 Edit

現在7
今日1
昨日0
合計43

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS