キャプテン・ファルコン Edit

『初代』からの皆勤賞ファイター?の内の一人。ファイター番号は11、通り名は音速のF-ZEROパイロット
隠しキャラだったり初期キャラだったりと扱いはビミョーなライン。

特徴 Edit

原作やアニメでは基本的に沈着冷静な性格だが、スマブラではアメリカンコメディ要素を持った熱血脳筋キャラとしての側面を持たされている。
また原作がレースゲームなので、キャプテン・ファルコンが使うワザは全てスマブラオリジナルとなっている。
『X』の頃までは特に問題はなかったが、最後に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト『F-ZERO CLIMAX』が2004年の作品となるため、年々(特に)若いユーザーからのF-ZERO原作の認知度が薄くなっていき、近年はスマブラオリジナルのキャラクターだと誤解されてしまうこともしばしば。この人の新作ゲームはいつ出るんですか?*1
が、スマブラのファイターとしては数々の有名キャラクター達をも凌駕するほどの人気を誇り、今やスマブラにキャプテン・ファルコンは欠かせない存在となっている
公式もそう受け止めているのか、新ファイター参戦動画での引き立て役やイメージ画像の演者として登場する機会を多く与えられている*2

アメコミヒーロー風味のデザインと筋肉質な体格に相応しく、強烈なパワーを誇るワザの数々とそれなりの重量を持つ。
そして、それと同時にレーサーという経歴の持ち主ならではの全ファイター中トップクラスのダッシュ速度(ソニック?に次いで2位)を兼ね備えるのが大きな特徴。
その機動力は地上のみならず空中でも高水準であり、高いジャンプ力も相まって縦横無尽にステージ?を駆け回れる。
更に突進ワザも豊富で、離れた相手にも素早く接近しながら攻め込んでいける。
まさに「スピード&パワー」を地で行くハイブリッドな性能の持ち主であり、スマブラにおける醍醐味や爽快感が凝縮されたようなファイターといっても過言ではない。

大振りながら当たればほぼ一撃で相手を撃墜できる通常必殺ワザ「ファルコンパンチ」や、出だしの1Fのみを当てると凄まじいふっとばし力を発揮する前空中攻撃「ストライキングニー」(通称:)等、ロマン要素も満載
もちろん適当に振り回すだけで当たるものではないが、これらのワザを的確にぶつけられるようになるほど、対戦相手にとって凄まじいプレッシャーを与えられるようになる。

弱点は飛び道具が無いこと。「いや、腰の銃使えよ」は禁句。*3
そのため遠距離を維持したままでは戦えず、どこかで相手のスキを突いて懐に飛び込んでいく必要がある。
また、徒手空拳で戦うファイター故かいわゆる「判定の強い」ワザにはお世辞にも恵まれているとは言えない。長い手足を用いた各種ワザはリーチこそなかなかのものだが、ワザを正面からぶつけ合うと一方的に押し返されてしまうことが多々ある。
そのため、逃げ回るタイプのファイターに対しては持ち前のスピードで対応できるが、ファルコン以上に接近戦を得意としていたり、又は強力な切り返しワザも併せ持つファイターが相手の場合は攻め込む機会が少なくなり苦しい試合展開になりやすい。
また、トップクラスのダッシュ最大速度とは裏腹にダッシュ初速はそこまで早くない。歩行速度も遅く、そのためダッシュガードや歩きで守りを固めながら細かく距離を詰める芸当は不得手。
全体的にトップスピードこそ優れているが小回りが利きにくいという味付けがされており、回転の速い牽制ワザや強力な飛び道具を持つ相手には思うように攻められない事も。

横必殺ワザ「ファルコンナックル」や上必殺ワザ「ファルコンダイブ」といった2種類の必殺ワザを駆使した復帰ルートの多彩さと、長めの復帰距離は魅力。
だが、判定やスピードなどが特段優れている訳ではないため、復帰阻止耐性には不安が残る。復帰関連の攻防で苦戦しやすく、落下の速さから自滅にも細心の注意を払わなければならない。
特にファルコンダイブはガケ下で相手に当てるとガケ受け身からの反撃が確定する事があるため、ここを突かれて余計なダメージを受けることも。

やや大柄な体格、速い落下速度、それらからくるコンボ耐性の低さのおかげで着地狩りもされやすく、一度浮かされただけで切り返す事ができないままダメージを蓄積され続けてピンチに陥る事態も珍しくない。
総じてこちらがペースを握っている間は高い攻撃性能を発揮するが、一旦後手に回ると苦しい試合展開になりやすい、ムラっ気の強いファイターである。

上述するワザ同士をぶつけ合う展開の苦手さと防御面の頼りなさから、意外にも「漢らしく正面から殴り合う」というスタイルにはそこまで向いておらず、主にはその機動力と突進力に物を言わせた中距離からの差し込みや一撃離脱(ヒット&アウェイ)戦法こそがキャプテン・ファルコンの得意戦術。
ステージ上を目まぐるしく駆け回ることで相手の意識を散らしたり空振りを誘ったりしてスキを作り出し、そのスキを見逃すことなく一撃を叩き込むことで流れを引き寄せよう。

その圧倒的なスピードとダイナミックな挙動ゆえに、慣れるまでは操作・制御がやや難しいのも難点といえば難点。
とはいえ速さや突進力に振り回されての自滅にさえ気をつければ、最初のうちは強襲能力の高さや突進ワザの当てやすさに頼りきった大味なプレイングでもそれなりにやってはいける。
自在に操れるようになる頃には、前述のロマン要素の狙い方やスピードを最大限活かしたコンボなどを身につけることでより一層の爽快感を味わえるだろう。

声優は堀川 りょう(ほりかわ りょう)。ボイスは全て『初代スマブラ』のものが流用されている。『X』からの要素である最後の切りふだのボイスも、実は『初代』時点で構想があったことから収録されていたもの。そのため『初代』からボイスが新録されていないのはファルコンが唯一である*4
なお、堀川氏がキャプテン・ファルコン役を担当しているのはスマブラのみで、『F-ZERO GX』ではEric Kelso(エリック・ケルソー)氏が、TVアニメ『F-ZERO ファルコン伝説』では田中 秀幸(たなか ひでゆき)氏が担当していた。

キャラタイプ 中量級/パワー・スピード・コンボタイプ/1on1向け Edit

ダッシュ速度を含めた機動力と、コンボや撃墜を含めた火力の高さで相手を圧倒していくタイプのファイター。
相手に触らせることなく早期撃墜に持ち込める速攻型のプレイが可能であり、この点が1on1適正を高めている。
乱闘ではコンボ性能の活かしづらさや自身の守りの脆さが気になるが、比較的に当てやすくなるファルコンパンチや突進系の必殺ワザのおかげで十分に戦える。
弱点は気にせず、スピードを生かした一撃離脱戦法やアイテム回収などで優位に立ち回ろう。

ステータス Edit

基本性能? Edit

歩行速度走行速度ジャンプ高度
最大初速最大通常空中
0.9871.982.55217.9837.3137.31

空中横速度落下速度体重
加速最大重力最大急降下
0.0751.2180.121.8652.984104

ジャンプ回数しゃがみ歩きカベジャンプカベ張りつき空中ワイヤー
2回×××

特殊性能 Edit

  • 壁キック

長所/短所 Edit

長所 Edit

  • 走行のスピードが全ファイター?中で2位の速さであり、空中での機動力も高い部類。逃げる相手にも追いつきやすい。
  • 全体的に一撃の威力が高いワザが揃っている。
  • 突進ワザのバリエーションが豊富であり、中距離からの奇襲に長ける。
  • ストライキングニー・ファルコンパンチを始めとしたロマンワザを持ち、そのワザの圧力で相手に甘えた動きを封じやすい。
  • 低%で撃墜出来るコンボが多め。
  • 重量がそこそこあり単純な復帰距離自体も長く、復帰阻止を不得手とするファイター相手には粘り強くなる。
  • 復帰阻止において優秀なワザが多く、決定力が高い。
  • 地上・空中通常ワザのスキが基本的に短く、連係向き。
    • 圧倒的な機動力と追撃に適した各種ワザによって、高火力コンボが豊富。自身から攻めを仕掛けやすく、さらに追撃もしやすい。
  • (タイミングが合えば)1つのワザで殆どのガケのぼりの択を潰すことが出来る。それ以外のガケ展開の継続・撃墜も得意とする。
  • 食らいモーションが一部多段ワザを抜けやすい姿勢をしている。

短所 Edit

  • いわゆる「判定の強い」ワザがほとんどなく、具体的には身体の一部が無敵判定になるワザが上強・DA・上スマくらいしかない。そのため、相手のワザとかち合う形になると負けやすい。
  • 多くのワザの打点が高く、さらに縦範囲が狭いので姿勢が低い相手にワザが当たりにくい。
  • 飛び道具を持たないため、空振りさせた所に差し込むといった戦術を取られやすい。自分以上に接近戦が得意なファイターに対して厳しい戦いになりやすい。
  • 体の大きさと落下速度、更に空中での暴れ性能の低さからコンボ耐性や着地狩り耐性が劣悪。
  • 復帰ワザの突破力に欠けるため、復帰阻止の的にされやすい。一部の状況に限られるながら、復帰ワザがいわゆる当て反に見舞われるケースもある。
  • 走行の最大速度とは裏腹に初速はそこまで速くなく歩きも遅いため、細かい間合い調整や近~中距離付近で咄嗟に差し込みにかかるのは苦手。
  • 撃墜に使えるワザは基本的にスキが大きい。
  • 直接的な撃墜ワザは当てるのが困難で、撃墜コンボが入る%帯を逃すとジリ貧になりやすい。
    • 小ワザ撃墜はあるので超高%になっても撃墜出来ないといった事態は起こりにくいものの、高%ではコンボが繋がらない所為で火力不足に陥りがちで、そこから超高%まで届かせるのはやや難儀する。

*1 別会社が任天堂に制作を希望したり、社内でも企画自体が立つ事はあるらしいが、現状は新作を作る予定は無いらしい。
*2 ルキナ?クロム?を圧倒したり、ミェンミェン?の代理で店番させられたり、カズヤ?に火口へ落とされたり…。
*3 『初代64版』のスマブラ拳時代に桜井氏が理由として国外でのレーティングの都合が挙げられているが、そもそもアニメでも原作でも拳銃を使うシーンがほぼ無いし…。
*4 ただ、「ミェンミェン?つかいかた」で桜井氏がその件に触れている。尚、そのミェンミェンの参戦ムービーではキャプテン・ファルコンが麺天飯食堂でカービィ?と共にラーメンを食うシーンのためだけに堀川氏を呼んでアフレコをしたのだとか。

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