カシューナットノキは果樹の一種である。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anacardium_occidentale_-_K%C3%B6hler%E2%80%93s_Medizinal-Pflanzen-010.jpg 科名:ウルシ科カシューナットノキ属 学名:Anacardium occidentale L. 原産地:熱帯アメリカ 生態:常緑高木 熱帯アメリカが原産の常緑高木で、樹高は10mほどである。単葉を束生する。葉は長さ12㎝~20㎝で、枝先に集まってつく。花は円錐花序で、白い花をつける。雄蕊の子房は少し湾曲する。花を咲かせたのち、花の柄にあたる部分が肥大して、5㎝程度の洋ナシ型となり、黄色ないしは赤色に熟す。この部分はカシューアップルと呼ばれ、果物として生食やジュースなどにして食用になる。カシューアップルは生のものは傷みやすいので、わが国には果肉をピュレにして冷凍保存したものが出回る。 肥大した柄の先端の勾玉状の部分が真の果実であり、この内部の種子がカシューナッツで、食用にされる。殻にはウルシオールが含まれるため、果実を蒸して殻を取り去ってから内部の種子を炒って食用にする。