オニゲシ(鬼芥子、鬼罌粟)とは、園芸植物の一種である。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pavots_%C3%A0_Lacrost_(2018)_1.jpg?uselang=ja 科名:ケシ科ケシ属 学名:Papaver orientale 原産地:西南アジア 生態:多年草 西南アジアが原産の多年草で、わが国には明治ごろに園芸植物として渡来している。 原産地では山地の下部から丘陵地帯の、日当たりが良く、砂礫の多い斜面や草原に自生するが、わが国では花を観賞用にするために庭に栽培することが多い。 草丈は75cmから100cmとケシ類の中では比較的大型の部類で、羽状の深い切れ込みを持つ葉や茎には粗い毛が生えている。和名のオニゲシは、毛むくじゃらで大柄な鬼に、本種の様子を例えたものであるという。園芸上は「鬼」があまり良い印象を与えないことから、「オリエンタルポピー」の名称で出回ることがある。 初夏に茎頂に鮮やかな赤色や薄いピンク色の大輪の花を咲かせる。現在、麻薬原科植物として法規制されているハカマオニゲシと非常に似た見た目だが、以下の点で区別する。