エゴマは、有用植物の一種である。 画像出典:筆者撮影(東京薬科大学薬用植物園)
東南アジアが原産で、野原や道端に帰化し、栽培もされる一年草である。草姿は直立・枝分かれし、茎は四角形で高さは60cmから90㎝で、白い毛が生える。 全体に特有の香りがあり、葉は対生し、7㎝~12㎝である。 8月から10月に唇型の花を咲かせ、花は房状に咲く。ゴマのように種子から油を搾るため、荏胡麻の名称がある。わが国では採油用としての利用がほとんどであるが、韓国では葉を野菜として漬物にする。