ウンシュウミカン のバックアップ(No.2)

ウンシュウミカンは、わが国で作出された果樹の一種。
溫州蜜柑-實01_0.jpg
画像出典;http://kplant.biodiv.tw/%E6%BA%AB%E5%B7%9E%E8%9C%9C%E6%9F%91/%E6%BA%AB%E5%B7%9E%E8%9C%9C%E6%9F%91.htm

科名:ミカン科ミカン属
学名:Citrus unshu
原産地:九州西部
生態:常緑小高木(樹高3m~4m)

我が国で作出された果樹の一種で、江戸時代に作出された。現在単に「ミカン」と呼ばれるのはほとんどが本種である。DNAの解析結果から、クネンボとキシュウミカンを交配し、突然変異を起こしてタネ無しになったものであると判明している。種子がないという性質がお家断絶を想起させることから嫌われ、一般に広く栽培され、食用とされるようになったのは、武士階級の消滅した明治時代になってからのことである。和名は、甘みの強い柑橘類の名産地の中国浙江省の温州にあやかって名付けられたが、温州が原産というわけではない。江戸時代中期の百科事典『和漢三才図会』に「温州橘」と呼ばれる柑橘類の記述があるが、本種かどうかは現在のところ、よくわかっていないという。
5月に直径3㎝ほどの白い星型の花を咲かせる。一般的に花粉は少ないが単為結果性*1のため受粉がなくても結実する。果実は9月から12月にかけて熟する。
果皮が薄く、手で向いて食べることができる。果肉を生食、あるいはジュースやフルーツサラダのアクセントにするほか、果皮を乾燥させて漢方薬の陳皮とするほか、砕いて七味唐辛子に混ぜる。

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*1 種子が付かなくても果実が成長する性質のこと

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