ウメ のバックアップ(No.2)
ウメ(梅)は、果樹ならびに花を観賞用にする樹木の一種である。 近似種
ブンゴウメ
母種のウメより葉や果実が大きい品種である。花はふつう八重咲で、薄いピンク色である。果実の直径は5㎝で、熟すと濃い橙色になる。本種はアンズとの交配品種であるとされる。果実の利用法はウメに同じで、花も観賞用にされる。 ヤツブサウメ
紅色の八重咲の花をつける品種で、花の後には数個の果実をまとめて漬ける。子の果実が成長しながら押し合い、1個ずつ落下していくため、牧野富太郎はこれを口論に負けたものが一人、また一人と去っていく様子にたとえ、座論梅の名称を付している。利用法はウメに同じだが、あまり利用されていない。源氏は観賞用としての利用がもっぱらである。 コウメ
樹形はウメに似ているが、本種は花を観賞用というよりむしろ、果実を食用として利用する専門の品種である。果実が直径3㎝内外であるのが特徴で、熟していない果実は梅干しや塩漬けとするほか、甘露煮にする。 トコウメ
明治時代の植物図鑑に収録されている品種で、現在栽培されているかどうかは不明。「果実が熟さず、冬まで枝に緑色の果実が実ったままであるので、常梅の名称がある」(筆者現代語訳)と原著にある。どうやら、古くは冬まで緑色のまま干からびた果実を食用にしていたらしい。 コメント
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