アーモンドは、果樹の一種である。
アジアの西南部を原産地とする。現在では南ヨーロッパやアメリカなどでの生産が盛んで、日本にも輸出されている。 樹高は4から9mで、冬には落葉する。3月から5月にかけてモモによく似た花を咲かせるが、果実の成長がやや遅く、9月頃からようやく熟して裂開する。 この果実の種子の仁を食用にする。塩で炒ってナッツとして食用にする他、挽いて粉末状にしたものは練り菓子やケーキに使う。 アーモンドには甘味種と苦味酒があり、上記の利用法は甘味種のものである。苦味種は苦扁桃(くへんとう)と読んで漢方薬にする。ウメやモモにも言えることだが、多量摂取は青酸中毒の懸念があるため、医師の判断に従うこと。