アヤメとは、園芸植物の一種である。 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E3%81%82%E3%82%84%E3%82%81_at_Institute_for_Nature_Study.jpg 科名:アヤメ科アヤメ属 学名:Iris sanguinea Hornem.var.sanguinea 原産地:東アジア 生態:多年草 我が国の各地や朝鮮半島、中国東北部や東シベリヤに分布し、山野ややや乾燥した草原に生息する多年草である。また、観賞用として庭にも栽培される。草丈は30㎝から60cmで群生し、葉は剣状で長さ30㎝から50cmに達する。 初夏に直径7cmから8cmの鮮やかな紫色や白色、薄紫色の花を咲かせる。外花被片は大きく下垂し、内花被片は直立する。しばしば群落を作るため、そういった場所は「菖蒲平」の名称で呼ばれる。 古文献に登場する「あやめ」とは現在のショウブ(ショウブ科)を指し、のちにアヤメの名称が本種に移った。和名のアヤメは、葉の様子の「文目(あやめ)」に由来するという説が主流となっているが、異説もある。