アシタバは、食用になる野草の一種である。 画像出典:小石川植物園にて筆者撮影 科名:セリ科シシウド属 学名:Angelica keiskei 原産地:日本 生態:多年草 房総半島や三浦半島、伊豆七島や和歌山県の団地の海岸に生息し、また畑に栽培される強壮な多年草である。 茎は直立し、草丈は1mほどである。葉は厚くやわらかで光沢があり、冬でも青々とした葉をつけている。茎や葉を斬ると淡い黄色の汁が出る。晩春から秋にかけて白い傘状の花を咲かせる。 若い葉はおひたしや煮物で食用にされるほか、近年は葉を粉末にした健康食品が出回ることもある。 和名のアシタバ(明日葉)は、強壮な性質で、葉を摘み取っても翌朝にはまた若い葉が出てくるほどであるため。 種小名のkeiskeiは、江戸時代末期から明治時代の植物学者・伊藤圭介(1803~1901)にちなむ。