「はいよろこんで」とは、「こっちのけんと」氏による楽曲の一種である。 通常版
英語版
ロシア語版
スペイン語版
韓国語版
アラビア語版
2024年5月27日にYoutube上に投稿されて以来、現在は1億再生を優に超えているほど人気を博している。7月13日にはJOYSOUNDのカラオケ機にも導入される見込みである。 作詞・作曲は菅田将暉氏の実弟・こっちのけんと(本名:菅生健人)氏が手掛け、編曲をGRP氏が手掛けている。 MVのアニメーションは昭和期のカートゥーンを思わせる作風で知られるアニメーション作家・かねひさ和哉氏が担当し、かねひさ氏が現在SNSで投稿している4コマ漫画「カネヒサ君」のキャラクターを彩色したうえで使用している。 曲の内容は、日常のなかで自分のネガティブな感情を抑えて懸命にギリギリのところで「はい、喜んで」「はい、謹んで」と現代人が本音や建前をうまく使い分けて立ち回る様子や、自身の辛さを理解してもらうために他人にSOSのサインを出すことの難しさをアップテンポかつさわやかな曲調で歌い上げた楽曲で、歌詞中に組み込まれたSOSのモールス信号「・・・ーーー・・・」を皮切りに、曲の歌詞に隠された意味やメッセージなどの様々な要素で考察が行われている。一例としては、メロディが始まる前の謎の音声が「結局はね、優しささえあればいいんです」という文言が逆再生されたもので、その逆再生ということは、「優しさだけでは生きていけない世の中の厳しさ」を意味しているのではないかという指摘がなされている。 そのアップテンポな曲調とレトロチックなアニメーションが全世界で人気を博し、インターネット上のミームと化した現在では「歌ってみた」ないしは「踊ってみた」動画や、モールス信号以降の部分をソ連国家などの別のものと差し替えるMAD動画も本家と同様に流行をみている。また、サビの部分が妖怪ウォッチOP「ゲラゲラポーのうた」と似た曲調であることから、それと組み合わせたマッシュアップ調の音MADも投稿されている。 2024年7月31日にはこっちのけんと氏本人のチャンネルから英語吹き替え版がアップロードされた。それ以外にも、非公式のカバー動画ながらもスペイン語版やロシア語版、韓国語版やアラビア語版、台湾語版やインドネシア語版、タイ語版もアップロードされている。 そうして、ついには日清食品の「どん兵衛」とのコラボを果たし、日清食品のXの公式アカウント上に『東西どん兵衛』のCMの映像が投稿された。さらにこの『東西どん兵衛』のCMの人気の影響を受けてか、続編にあたる『最強どん兵衛』編も2024年12月22日に作成され、SNS上で人気を博している。