茶巾とは、茶道の道具、またはそこから転じた調理法である。
元来、茶巾とは、「茶道で茶碗の水滴を拭くための小さな布」のことであった。そこから転じて、小さな包装物を指すようになったという。さらに、何かを包んだような和食の調理法をも指すようになった。 読み方は「ちゃきん」。
多くの茶道は茶巾を水に浸した後に絞って使用するが、一部の流派では使い方・畳み方が違う。 茶巾として白い麻布が使われ、「奈良晒」と呼ばれる麻織物でできたものは高級品になる。 流儀の茶巾の長さは基本は「一尺×五寸」(現代の単位で表すと30cm×15cm)の長方形が多い。 切り口以外の端を縫わない茶巾は「真の茶巾」と呼ばれるそう。*1 尚、『南方録』では、端を縫ってしぼりふくためた茶巾は「草の茶巾」呼ばわりされている。
茶巾を縦3分の1に畳んでから、親指を入れたままふっくら2回折りたたむ。これを茶碗の真ん中に仕組んだものを「福留(ふくだめ)」という。この畳み方は水屋で最初に学ぶという。 この「福留」とは、元々は神社の神主が着る、「狩衣」のお腹のあたりが膨らんだ部分を表している。畳んだ茶巾がこの部分に見えることや、「清浄なもの」の象徴にあやかって名付けられたとされる。 ここでは福留の折り方について手順を解説する。
しっかりと絞った茶巾を上下逆さまにして、振り洗いした時の頂点を上にして角と角を引っ張り、茶巾を広げる。 対角線に折られた茶巾は左手を動かさずに、右手親指で広げる。 茶巾の長い方を引っ張り、右手で手繰って短い方→長い方の順に引っ張り、3ヶ所だけ伸ばしてから茶巾を畳んでいく。 茶巾を向こう側に3分の1ずつ折り畳む。 茶巾の真ん中に左手親指を入れて半分に折る。 親指を抜かず、右手でもう半分を折る。 「福留」を潰さないよう左手親指を抜き、もう一度半分に折る。 茶巾の右角と左角を持ち、茶巾の真ん中に持ち替えて茶碗に仕組む。
詳しい畳み方についてはこちらを参照してください。 又、画像解説付きの畳み方の手順を掲載した記事を見たい方はこちらにございますのでお願いいたします。
↓↓↓参考記事↓↓↓ 茶巾(ちゃきん)(茶道入門) https://verdure.tyanoyu.net/cyakin.html 茶巾の洗い方・たたみ方・仕組み方(お茶の歳時記 茶の湯辞典) https://chanoyujiten.jp/chakinnnoaraikata-tatamikta-sikumikata/
野菜や油揚げを煮たものを混ぜた五目酢飯の表面を、薄く焼いた卵で覆った小さなオムライスのような寿司。 発祥地は東京であり、大正時代に小原義太郎という料理人の手でこの世に降臨した。
茹でたかぼちゃやさつまいもをつぶし、砂糖やバターで味付けしてから布や紙に包み、玉ねぎのような形状にした和菓子。 栗きんとん(栗茶巾)もこの一種。*2
さて…追記・修正を終えたら、茶巾寿司食って後で茶道教室に向かうか…