ダイコン のバックアップ(No.13)

ダイコンとは、根(胚軸)を食用とするために栽培する作物の一種である。
我々日本人の食卓とは切っても切れぬ関係がある。

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HORIZON_0001_BURST20231223145114676_COVER_2.JPGビタミン大根 (1)_1.jpeg

画像出典:(左上)青首大根。現在の主力的品種である。筆者が自宅近くにて撮影。(右上)聖護院大根。京野菜の一種。池袋の百貨店にて撮影。(左下)紅芯大根。中国の品種。自宅にて撮影。表皮が緑色がかっており、内部が赤色であるためWatermelon radishという英名がある。(右下)長江青長大根。中国の品種。ビタミン大根とも呼ばれる。
分類:アブラナ科ダイコン属
学名:Raphanus sativus var. hortensis
原産:中央アジアから地中海沿岸
生態:一年草


わが国には弥生時代にはすでにあったとされ、奈良時代の書物にも「オオネ」の名称で記載されている。
秋から冬にかけて胚軸を煮物や漬物、汁の実や大根おろしとして食用にする。
また、葉や間引いた苗も青菜の代わりに食用にできる。特に、芽生えてから数日日に当てて成長させた苗は「貝割れ大根」の名で食用にされる。「大阪四十日大根」という品種のダイコンは、古くは根を食用とすることが多かったが、現在は貝割れ専用種としての地位を築いている。
春には白から薄紫色の十字型の花を咲かせる。この花は近縁種のカブキャベツコマツナなどの漬菜類も同じような形状をしているため、古くは「十字花科」と呼ばれていた。
地方ごとに様々な品種があり、東京の練馬大根や大蔵大根、京都の聖護院、鹿児島の桜島大根など地方に様々な品種があり、「本草図譜」や「有用植物図説」にも様々な品種のダイコンが描かれている。青首大根の登場で一時は栽培が激減したが、地産地消の取り組みで、栽培が復活している。
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画像出典:筆者の蔵書「原色図説植物大辞典」(1938年)より抜粋。当時栽培されていたダイコンの様々な品種を図解してある。

ダイコンにまつわる諺・表現 Edit

  • 大根を正宗で切る
    わざわざ大根を名刀の正宗で切るように、些細な物事に対して大仰な手段を講じること。
  • 大根役者
    大根は「あたる」(中毒する)ことがないので、それに例えてヒットしない役者や俳優をあざけって言う。

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