サトイモ のバックアップ(No.10)

サトイモは、食用にされる植物の一種である。芋(地下茎)や葉柄(ずいき、芋がら)を食用にする。
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科名Colocasia esculenta
原産地東南アジア
生態多年草



熱帯・亜熱帯地域で栽培される。我が国では、縄文時代後期における農耕の開始とともに栽培が始まったという。塊茎、いわゆる芋は直径は3~5㎝になり、葉柄は緑色、長さ25~80㎝、葉の形状はほぼ円形で、直径が10~35㎝である。
我が国のサトイモは種子ができにくく、黄色い仏炎苞を持つ花も見かけることが少ないので、もっぱら塊茎を植え付けて育てる。
「土垂」、親芋も小芋も食べる「海老芋」(変種のトウノイモに土をかぶせて曲がるようにしたもの)や「セレベス」、親芋のみを食べる「京芋(タケノコイモ)」、親芋と小芋がひと塊になる「八つ頭」など、様々な品種がある。
葉柄もずいきの名前で食用にされる。特に太陽に当たって赤みがさしているものを赤ずいき、土を盛って軟白栽培したものを白ずいきと呼ぶ。
青ずいきと呼ばれるものはサトイモに近縁のハスイモ(C.gigantea)という植物で、こちらの芋は小さいうえに固くて不味いので、食用にはしない。
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このずいきを干したものを芋がらと言って、戦国時代にはこれと味噌玉を陣に持参し、お湯を注いで即席の味噌汁にして飲んだという。
大きな漏斗形の葉が特徴で、古くは子供がこれを傘の代わりにしたという。また、葉に穴をあけてお面にする遊び方もあったが、葉に含まれるシュウ酸でかぶれることがあるため、現在はあまりお勧めできない。


画像出典:有用植物図説(立命館大学所蔵)

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