ゴボウ のバックアップ(No.10)

ゴボウは、根を食用とする植物の一種である。
gobou_3.jpg
gobou_6.jpg
gobou_8.jpg
画像出典:葉、花、根のいずれもhttps://botanic.jp/plants-ka/gobou.htm

科名キク科ゴボウ属
学名Arctium lappa L.
原産地ユーラシア大陸
生態多年草
英名Edible burdock

わが国には縄文時代に入ってきたとされ、それまでは山菜として細々と食用にはされていたが、本格的な野菜としての栽培は平安時代になってからのことである。草丈は1m程、6-7月に4cm程のアザミに似た頭花をつけ、葉の表面は鮮やかな緑色であるが、裏側は白っぽい。
細長い根は食物繊維に富み、きんぴらや煮物、炊き込みご飯や汁の実として食用にする。京都府の堀川ゴボウという品種はなかなか独特な品種で、根が太くて短く、内部が空洞になっており、この空洞に食材を詰めて煮る調理法がある。
現在、ゴボウを食用にしているのは日本や朝鮮半島の一部である。「西洋ゴボウ」の名で呼ばれるサルシフィ?(和名はバラモンジン、キク科バラモンジン属、Tragopogon porrifolius)は属が異なる別種で、煮込み料理に用いられるが、牡蠣に似た風味があるという。
種子には棘があり、このトゲはフックのようになっているため、よく他のものに付着する性質がある。この性質を利用してマジックテープが作られたという。欧米諸国ではこの性質が嫌われ、もっぱら雑草として扱われ、ごくまれに根を粉にして薬にされる程度である。
性質や草姿がよく似た同じキク科の植物に、モリアザミやハマアザミがある。これらは「ヤマゴボウ」「キクゴボウ」の名称で味噌漬けにされるほか、ゴボウのようにきんぴらや煮物などに調理して食べることもできる。一方、正式な植物名が「ヤマゴボウ」と呼ばれるものはヤマゴボウ科に所属し、ヤマゴボウやヨウシュヤマゴボウ、マルミノヤマゴボウなどがあるが、いずれも有毒であるから注意を要する*1

コメント Edit


URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White


追記・修正は、きんぴらごぼうを食ってからお願い致します。

閲覧者数 Edit

現在9
今日1
昨日1
合計560

*1 よくゆでて毒素を抜いてから食用にすることもあるが、毒抜きに失敗して中毒し,,死亡した例があるためおすすめしない

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS