『初代』からの皆勤賞ファイター?の内の一人。ファイター番号は09、通り名は緑の人気もの。
当時は骨格とほぼ全てのモーション、多くの性能をマリオ?から流用した元祖「モデル替えキャラ」として登場していたが、 『DX』からは徐々に差別化されていき、今となっては性質が大きく異なるファイターとなっている。
原作での差別化が反映され、トップクラスのジャンプ力と地上での滑り易さを持っている代わりに、空中での機動力は壊滅的に低い。 …のがこれまでの伝統だったが、本作では地上での滑りやすさが大幅にマイルド化しているため、地上においては他ファイターとそこまで操作性に差がつかないようになっている。
また、10分の1の確率で暴発し攻撃力・突進力が激増する横必殺ワザや、密着して当てると超火力だがそれ以外だとカス当たりになった挙句スキだらけになる上必殺ワザなど、ギャンブル・ロマン的なワザが一際多いのもこのファイターの特徴。 不機嫌そうに蹴る下アピールには攻撃判定があり、強烈なメテオ効果も付く。
長所は、密着距離での応戦力とコンボ・連係による圧巻の火力に集約される。 兄のマリオと互角以上にキレ味の鋭い通常ワザの数々を持ち、接近してからのラッシュ力はかなりのもの。 その打撃ワザの手数はコンボで火力を出すにも撃墜するにも不足せず、更にオバキューム?を使用するつかみは発生の遅さと引き換えにリーチが長く投げワザを起点としたコンボ・連係も強烈。 とりわけルイージを象徴する強みが実用性の高い「即死コンボ」を持つ点にあり、決める状況は限られるながら下投げを起点として上必殺ワザまで繋ぎ低%から一気に撃墜まで持ち込むコンボの存在は対戦相手に凄まじいプレッシャーを与える。
暴れの強さもかなりのもので、特に密着時は凄まじく早い発生と威力を発揮する上必殺ワザによるシールドキャンセル、かなり早い段階から全身無敵がつく空中版下必殺ワザによる連係への割り込み能力の高さは全ファイター中でもトップクラス。
至近距離においては攻守ともにスキがなく、愛嬌のある見た目とは裏腹なインファイトの強さで圧倒するのがルイージの真骨頂である。
弱点は劣悪な空中機動力と飛び道具耐性の低さ。ジャンプの高度こそトップクラスだが、落下速度と空中横移動は共にワーストクラス。特に空中横移動は最下位レベルであり、広いステージで逃げ回る相手はなかなか捕まえられず、得意の接近戦に持ち込むまでは相応の労力を要する。 そしてこの空中機動力の低さは、着地やガケのぼりといった防御面の脆さにも直結する。 強力な飛び道具や反射ワザなども特に持たないため、必然的にジャンプや回避が相手の使う飛び道具への主な対抗手段となる。が、高すぎるジャンプと緩やかな落下が災いし、飛び道具を避けるためにジャンプしたところを狙われやすい。 更に高いジャンプ・緩やかな落下速度・上昇量の多い上必殺ワザを駆使した縦への復帰力は魅力だが、空中横移動が低い上に上必殺ワザがほぼ真上にしか飛ばない。横に大きくふっとばされた場合は横必殺ワザに頼るしか無くなる事も多いが、その横必殺ワザがかなり大振りな突進ワザであるため復帰阻止の的にされやすい。
総括して、トリッキーながら爆発力に秀でた手札の豊富さがルイージの特徴となる。 良くも悪くも安定感とは縁が遠い性能の持ち主で、俗に言う破壊・荒らしに特化したファイター。 「しょせん日陰者」とタカを括ってきた相手の鼻柱をへし折り、『ルイージマンション』よろしく恐怖の顔に変えてやろう。 一言でいえばマリオとガノンドロフ?を足して2で割ったような性能
声優はCharles Martinet(チャールズ・マーティネー)。『スマブラX』で収録された音声が使用されている。
極低%から撃墜が視野に入るコンボの爆発力は正に脅威。 即死の撃ち損じですら40%~程度は平気で入るなど火力は全キャラでもトップクラス。 他にも運やクリティカルで低%撃墜が可能で、常に緊張感のある試合を展開出来るだろう。 反面、機動力の低さやコンボキャラである点、復帰力の低さ等から乱闘では思うように強さを発揮出来ない可能性が高い。 十八番である即死コンボは超火力であるがゆえに多人数戦になって1on1ダメージ補正が無くなることの影響が大きく、仮に他のプレイヤーに妨害をされずにコンボを完走出来ても撃墜に至らないといったケースも。