モロコシ のバックアップ(No.1)

モロコシ(高粱)とは、
[添付]
画像出典:東京薬科大学薬用植物園にて筆者撮影


科名:イネ科モロコシ属
学名:Sorghum bicolor
原産地:アフリカ
生態:一年草
別名:コウリャン、タカキビ
英名:Sorghum,Guinea corn


 アフリカが原産の穀類で、サバンナ地帯で栽培されたのが嚆矢とされ、やがてアジアに伝わるにつれて独特の発達を遂げたという。わが国には桃山時代(天正年間)に渡来し、現在は細々と畑や植物園などで栽培される。
草姿は直立し、草丈は2mほどとなる。葉は線状披針形で、長さは50㎝、幅は5㎝程で茎に互生する。
夏に、茎の頂点に赤みを帯びた褐色の花を穂状に咲かせる。晩夏から秋にかけて種実を実らせ、種実の色は黒ないしは白である。この種実を粉に挽いたのち粥にしたり、発酵させて酒にする。また、茎の髄から砂糖を採取することもあり、製糖専用の「サトウモロコシ」(スウィートソルガム)という品種も栽培される。種実を刈った後の家畜の飼料としても用いられる。
原産地がそれなりに植物にとって過酷な環境であったためか、本種の株は強健な部類に入り、わが国ではかつて戦時中の食糧不足の際に重宝したという。

近似種 Edit

ホウキモロコシ Edit

[添付]
画像出典:https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/agriculture/document/5bfde8bf-0b54-7848-97d6-1ee30cf9a645 『有用植物圖説 圖畫卷1』農学生命科学図書館デジタルアーカイブ所蔵より抜粋


モロコシの変種というべき植物で、種実は食用にはせず、花穂を刈り取ったのち乾燥させて箒として用いる。現在は関東地方で少数ながらも栽培が続けられているという。

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