メロン のバックアップ(No.1)
メロンは、果実的野菜の一種。果実をデザートとして生食する。
南アジアや中近東がルーツであるとされ、野生種が東方に伝播してマクワウリやシロウリに、西方に伝播してメロンになったとされる。 品種
カンタルペンシス群 (C. melo var cantalupensis)
果実は球形で縦溝が走り、一見するとカボチャのような見た目をしている。表面はつるりとしたものや、ごつごつしていてますますカボチャと見まがうような見た目をしたものもある。果肉はオレンジ色である。わが国にはあまり普及していない。 レティクラトゥス群(C. melo var. reticulatus)
果実は球形ないしは楕円形で、果実の表面は網目でおおわれる。これは果実が成長するにつれて表皮が割れ、腐敗や害虫の侵入を防ぐためにできたかさぶたのようなものである。現在「マスクメロン」として流通するのはこの品種である。 イノドルス群(フユメロン群、C. melo ver. inodorus)
果実は球形ないしは楕円形で、果皮の表面に網目がなく滑らかなものや、しわが寄ったように見えるものがある。果実は概して大型になり、長期保存が可能であるため「冬メロン」の名称で呼ばれる。中国新疆ウイグル自治区やトルクメニスタンで栽培されるハミウリや、冬期に出回るハネジューメロンなどはこの系統である。 フレクスオスス群 (C. melo ver. flexuosus)
果実の形状は細長く、蛇に似た形状である。果実は薄緑色で、果肉に甘みはなくキュウリに似た形状である。アルメニアで栽培されるアルメニアンキューカンバーや、かつてタキイ種苗で種子が流通していた「ちりめん細長瓜」がこの系統である。 コノモン群 (C. melo ver. conomon)
果実を漬物にして食用にする品種である。詳しくはシロウリの項を参照。 ドゥダイム群 (C. melo ver. dudaim)
果実は小型で、球形や楕円形をしている。果皮は独特の模様があって、甘い方向を持つが、果肉は苦いため食用にはされない。食用というよりはむしろ芳香剤として使われる。 チト群 (Chito group)
果肉は小型で、マスクメロンを小型にしたような品種である。果実はキュウリに似た風味を持つものが多く、ピクルスにして食用にされる。 マクワ群 (Makuwa Group)
マクワウリの項を参照。 コメント
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