メキシカンサワーガーキンとは、野菜の一種である。 [添付] [添付] 画像出典:(上)夢の島熱帯植物環境館にて筆者撮影。／(下)自宅にて筆者撮影 科名:ウリ科スズメウリ属 学名:Melothria scabra 生態:メキシコ 生態:つる性一年草 別名:キュウリメロン、ガーキンメロトリア、マイクロキュウリ、マウスメロン メキシコが原産の蔓性一年草で、我が国においては近年注目の高まった新顔の野菜と言える。 草姿は全体的に華奢で、全体的にキュウリの草姿を小さくしたような見た目である。特に掌状派の葉は、キュウリのそれを小さくしたような見た目である。 夏から初秋にかけて直径1cmにも満たない小さな花を咲かせる。花は黄色で、5枚の丸い花弁からなる。雄花と雌花のいずれもかなり小さいため、見分けることが難しいが、雌花には楕円形の子房があるので、その点で区別できる。 果実は全長2㎝内外の楕円形で、薄い緑地に濃い緑色の縦じま模様が入って、極小のスイカのような見た目になる。 果皮は硬くてパリッとした食感で、ウリ特有の香りに酸味を感じられるような独特の風味である。この酸味を生かして、ピクルスに加工されることが多いが、我が国のように醤油漬けにしてもよいし、水洗いしてサラダにしてもよい。 名称はメキシコが原産で、酸味のあるガーキン(Gherkin。漬物用の小キュウリ)であることから。わが国では果実の小ささから「マイクロキュウリ」、スイカに似た見た目だが利用法がキュウリに似ることから「キュウリメロン」の名称で呼ばれる。 原産地のメキシコでは、「小さなスイカ」という意味で「サンディータ」という名称で呼ばれる。
